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  3. オランダのリサイクルに対する取り組み

ゴミ箱

環境先進国オランダでのエネルギー政策

オランダは環境意識の高い欧州地域において、比較的意識の高い国として位置づけられてきました。
しかし実際には環境に対して一般市民の意識が高くなってきたのはここ最近のことで、それまでは日本の繁華街よりもずっと町並みは汚れたイメージがありました。

その大きな転機となったのが国の政策によるポイ捨て対策です。
それまでは町中でペットボトルやアルミ缶などがあちこちに投げ捨てられているところを見かけたものですが、現在ではオランダ国内で1.5Lのペットボトルやビール瓶に関して、回収に協力をすると1本あたり25セント(約30円)が受け取れるようになっています。

回収への協力方法も簡単で、スーパーなどのお店に設置してある自動販売機に空いたものを入れると自動的に計算して換金してもらえるようになっています。

そこで換金された分は設置されているお店で割引を受けられるようになっているので、買い物をしたついでにゴミを回収してもらって割引を受けるという一般市民のモチベーションを高める方法が導入されています。

一方で意外に進んでいないのがエネルギー関連の政策で、2020年までに再生可能エネルギーへの移行が目標設定されているものの、実際には達成できるかどうかかなり厳しい状況となっています。
同じようにエネルギー政策で遅れが見られるのはフランスとなっていて、EU加盟国においてはかなり遅れをとっていると言えます。

バイオマスエネルギーや水力発電がほぼ使用されていないということもエネルギー政策の遅れに関連をしており、今後国としてどう動いていくかということが注目されています。

ゴミを原料とする新素材、環境意識の高いオランダ

オランダはヨーロッパ国内でも有名なデザイン大国です。
センスの良い製品が多いことが特徴になっていますが、そんな伝統を活かしたゴミ対策として新素材の開発が行われています。

中でも独特なのが捨てられたガムを集めて再利用する靴底「Gumshoe」で、こちらは路上に吐き捨てられるガム対策のために考案されたもので、町中にある「GUMSHOE」と書かれたケースに入れていくことで簡単に回収できるようになっています。

その他にも大気汚染物質から作る家具や、屠殺場で発生する動物の血液を使った小物など、他の国ではあまり見られない独自のリサイクルが実施されていると言えます。

ただ不要なものや廃棄されるものをリサイクルするのではなく、それをスタイリッシュなデザインで使用できる形にしているというところがオランダ独自の取り組みです。

もともと優れたデザインを作り出す土壌文化があったことから、普通のゴミ政策で見逃しがちな素材の利用というところに意識が向いているのが面白い点です。