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  3. 地球にやさしいエコストロー

ストロー

エコストローができた背景とは

現在世界規模で進んでいるのがプラスチック製ストローの廃止です。
既にスターバックスやガスト、マクドナルドといった大手飲食店チェーンでは店内で提供するストローでプラスチック製のものを廃止し始めており、今後もこの動きは多くの業種に普及していくことが予想されています。

このプラスチック製ストロー廃止という運動はもともとはアメリカやヨーロッパから始まったもので、捨てられたストローが海洋汚染の深刻な原因になっているという指摘が発端となっています。

プラスチックはストローだけでなく多くの使い捨て食器や容器、袋などに使用されている素材ですが、そのまま自然に放置をしてしまうと自然に戻ることはなく海中を漂っていくことになります。
調査によると海に流れ出たストローはその後塩分や紫外線により形は崩れていきますが、最終的に0.5mm以下程度のマイクロプラスチック状態になって残り続けます。

これは海洋生物が餌と間違って食べてしまうことになり、生態系を崩す原因になったり海洋汚染の原因になったりします。
更に言うと世界中でプラスチック製の食器類は使用されていることから、年間に海洋に流出する量は800万トンを超えており既に多くの悪影響が発生し始めています。

そうした地球規模の汚染に対応するために進められているのがプラスチック製品の廃止運動で、日本においては欧米からやや遅れるものの少しずつ浸透し始めているというのが現状です。

代替品として紙製ストローを使用したり、新たな植物素材が開発されたりといったことがされているのですが、中でも注目されているのが新素材による「エコストロー」というものです。

エコストローとはどんなストロー?

エコストローとして世界的に注目されているものとして「LOLIWARE」という企業が開発をした「LOLISTRAW(ロリストロー)」があります。
こちらの製品の特徴は海水で分解することができる新素材を用いていることが特徴です。

見た目は普通のプラスチック製ストローとほとんど変わらず、カラーも複数で展開しています。
可愛らしい見た目をしていることからECO製品であるということを特に意識しなくてもそのまま使いたくなるデザインです。

ロリストローは最大24時間液体の中に放置していても溶け出さない仕組みをしていると同時に、そのまま人が食べても問題ない素材で作られています。

今後はより積極的に飲食店に導入しやすくするてためにストロー本体にフレーバーをつけるということも計画しているということで、今後数年の間にストロー製品の概念が大きく変化する可能性があります。

このロリストローは有名クラウドファウンディングのKickstarterで出資者を募集しているということなのでよりエコに関心がある人はそちらで協力するのもよいと思います。