他国と比べると遅れている?日本国内のリサイクル事情
他国と比べると圧倒的にゴミ対策に遅れを取っているのが、日本です。
ゴミ埋め立て地の増加の限度が来た近年になり、他国との遅れを取り戻すかのように、リサイクルを初めとしたゴミ事情への見直しが行われていると言えるでしょう。
ゴミ有料化の法律制定に伴い、廃棄物処理、リサイクル事情が一変。
ガラス、缶、プラスチック、発泡スチロールや紙、段ボールなど、3R出来るタイプのアイテムを積極的に集め、再資源化がスタートしたのです。
更に、自動車や二輪車のリサイクルシステムも積極的に導入する事で、鉄スクラップ回収率がアップした結果、ゴミ削減に繋がって点も特徴と言えます。
平成17年に自動車リサイクル法が施行されてからは特にその傾向がめざましく、自動車の細かいパーツも積極的にリサイクルする事を始め、最初からリサイクルをしやすい素材を使って格パーツを作って居る点も特徴です。
製造段階からリサイクルの事を考えて作られた、最初から最後までエコカーと呼ぶにふさわしい車が増加傾向にあります。
いずれも細かい積み重ねではありますが、リサイクル率はその結果、8割前後に増加し、今後もより高いリサイクル率が見込める妥当と言われているのです。
このように、高い技術力を駆使して、積極的にリサイクル環境を整えている点が、日本の魅力と言えるでしょう。
今後の課題も山積み
とはいえ、まだまだゴミ事情に課題が山積みと言っても過言ではありません。
廃棄物処理方によって、産業廃棄物処理の責任が、排出事業者にあると定められてから、大規模不法投棄を行う業者が増えた点も、日本の悪しき風習と言えるでしょう。
この原因は、国の政策にも1つの問題があります。
処理を行う際にどうしても高いお金がかかってしまい、その結果、安く不法投棄をする業者に依頼が殺到し、不法投棄問題が起きてしまったと言えるでしょう。
不法投棄を未然に防ぐための対策、防止策などが、今後一層の課題になると言われています。
また、まだまだ3Rの精神が根付いて居ないのが、日本の現状です。
3Rの細かい部分に関して、学校で教育を受けたという方はほとんど居らず、どうしても後世に伝え切れて居ないというのが、現状と言えるでしょう。
今後、自然と3Rが身につくような人々を作る為にも、幼少期からの教育は非常に重要なポイントです。
国が一丸となって、教育を始め、3Rが根付きやすい環境作りを行う事で、より一層、リサイクルを根本から定着させることが出来るでしょう。
この細かい積み重ねこそが、今後の日本のゴミ事情を改善させるためには、必要不可欠として、積極的に取り組まれています。