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  3. 再生紙を使う

再生紙のメリットは多い

再生紙のメリットは、大きく2つあります。
1つ目は地球環境の保全に貢献できるという点です。
紙の製造には木材を伐採してパルプという紙の原料を作りますが、再生紙を製造する場合には紙をリサイクルすることによってパルプを再製造できるため、新たに木材を伐採する必要がありません。
再生紙の流通が増えることによって地球上にある多くの国で木材伐採が減少し、それが地球の環境保護へとつながります。

2つ目は、ゴミが減るという点です。
再生紙の資源には、ゴミの中でも大きな割合を占める紙ゴミが使われます。
ゴミとして破棄されるものを再生紙としてよみがえらせることによって、ごみの量を減らすことにも貢献できます。

再生紙のデメリットとは?

再生紙にはいくつかのデメリットがありますが、1つ目は耐久性の面で劣るという点です。
パルプから作る新しい紙と比較した場合、再生紙は古紙をリサイクルして再加工するために繊維の長さが短くなってしまいます。
これが、耐久性の低下につながっているのです。
ただしこのデメリットに関しては、紙力剤とよばれる強度向上剤を使うことによって改善できるため、再生紙だからといって必ずしも耐久性が弱いわけではありません。

2つ目のデメリットは、紙粉が出やすいという点です。
再生紙を加工する際には紙の表面についているゴミやインクなどを落とすため、どうしても繊維が短く細かくなりがちです。
それが紙をこすったり摩擦を受けると紙粉となり、出てきます。
コピー機で再生紙ばかりを使っていると紙詰まりが起こりやすくなるのは、そのためです。

3つ目のデメリットは、品質にばらつきが出やすいという点です。
再生紙と言っても様々な紙質があり、どんな紙質がどのような割合で含まれているかによって再生紙の紙質に大きな違いが出てしまいます。
漂白剤を使うことによって色のムラを抑えることはできますが、再生紙によってはコピーなどの印刷には適していない紙質もあります。

再生紙の良さを活かしたおすすめ商品

再生紙を生かした商品は、たくさんのメーカーから多種多様なものがラインナップされています。
その中でも人気のおすすめ商品には、ステーショナリーグッズがあります。
オフィスから出るコピー紙などをリサイクルして作られた再生紙が使われているステーショナリーグッズや雑貨などは、再生紙の紙質や雰囲気を最大限に生かせるアイテムと言えるでしょう。

レジャーシートや包装紙なども人気があります。
再生紙に強度や伸縮性、耐水性などの付加価値を付けながら新しい紙へと生まれ変わることで、より多種多様な目的に活用できる紙が作られます。
衣類や靴などもおすすめで、紙と他の原料を合わせることで生地を作り、それを加工することによって衣類や靴などを作ることができます。
軽量で通気性が良いアイテムが多いだけでなく、伸縮性のある商品などは特に高い人気があります。