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  3. 家庭でできる二酸化炭素の排出量削減

車の運転について

家庭でできる二酸化炭素の排出量削減への取り組みとして、まずは車の運転について考えてみます。
たとえば週2日、往復8kmの車の運転を控えてみることにしますと、年間で約184kgの二酸化炭素を削減できるのです。
通勤や買い物などに出かける際は、電車や自転車あるいは徒歩で出かけるといいでしょう。
ガソリン代が節約できて、環境にもよく、さらに自転車や徒歩では運動になり健康にも役立ちます。

また1日5分のアイドリングストップを心がけるのもおすすめです。
これだけで年間約39kgの二酸化炭素削減が見込まれています。
二酸化炭素以外にも排出されている大気汚染物質の削減効果も期待できるのです。

家族との過ごし方

家族との家での過ごし方を見直すことで、二酸化炭素排出量を減らすことが可能です。
まずは、家族がなるべく同じ部屋で団らんするようにします。
これだけでなんと年間238kgの二酸化炭素を削減できるのです。
別々の部屋で過ごしていると、余分にエアコンも照明も使ってしまいます。

他にも、家族全員がシャワーの時間を1分短くするだけでも二酸化炭素の排出量が変わります。
お湯を常に出しっぱなしにしないように家族全員が気をつけることです。
お風呂の残り湯をお洗濯に使うことも、二酸化炭素の削減に役立ちます。
残り湯を移動させられる市販のポンプを使うと便利です。

家電の主電源を切る、コンセントを抜く、ジャーなどの保温を止めるなど、家でできる取り組みは意外と多いです。
家族全員で確認してみてはいかがでしょうか。

冷暖房の使い方

あらゆる二酸化炭素排出量削減への取り組みの中でも、すぐに取り組めるであろうことが冷暖房の使い方です。
方法としては、今の設定温度からたった1℃動かすだけで済みます。
冷房なら1℃高く、暖房なら1℃低く設定するだけです。

そのために環境を整えて工夫をすることもいいです。
カーテンを利用すれば太陽光の入り具合を調節でき、1℃前後の温度変化に対応できます。
クールビズやウォームビズという言葉が話題になったこともありますが、これらも有効な手段です。
冷暖房を使い始める時期も、無理のない範囲で少し待ってみるだけでも効果はあります。

小さなことからコツコツと

地球温暖化に最も影響があるといわれているものが二酸化炭素です。
人々の生活が豊かになるとともに、二酸化炭素の排出量が増えてしまいました。

地球温暖化の問題は地球全体の深刻な問題です。
壮大な問題でどう取り組めばいいのか悩むこともあるかもしれません。
しかし二酸化炭素の排出量を削減することは、家庭の中でコツコツ取り組めるものが多くありました。

個人での取り組みでは規模が小さいと思いますが、小さな取り組みが積み重なれば大きな力になるものです。
できることから二酸化炭素の削減に向けて挑戦してみるといいでしょう。