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  3. くら寿司株式会社

寿司

魚の粗の有効活用

全国に店舗を展開する大手回転寿司チェーンであるくら寿司株式会社では、毎日大量の魚を店舗や加工工場でさばいて新鮮で美味しいお寿司を提供しています。

その調理の過程でどうしても大量に発生してしまうのが、魚の骨や頭や内臓などの粗と呼ばれる食べられない部分です。

以前はこれらの粗は多額の処理費用を払って廃棄処分していましたが、現在ではこれらを貴重な海の資源として捉え直し、100パーセント再利用する独自の素晴らしい仕組みを構築しています。

全店舗から集められた魚の粗は専用の加工工場へ運ばれ、加熱処理などを経て栄養価の高い魚粉へと生まれ変わります。

この魚粉を国産のハマチなどの養殖魚の餌の一部として使用し、その餌で健康に育てられた魚が再びお寿司の美味しいネタとして店舗で提供。
無駄を一切出さない完全なリサイクルループを実現しているのが大きな特徴であるといえるでしょう。

規格外の魚の提供

海で大きな網を使って漁をする際には、お寿司のネタとして使いやすいマグロやサーモンなどの人気の魚だけでなく、形が悪かったりサイズが小さすぎたりする規格外の魚も一緒に大量に獲れてしまいます。

また、味は美味しいのにあまり市場に出回らない珍しい種類の低利用魚も存在します。
くら寿司株式会社では、これらの通常であれば値段がつきにくく漁師さんが廃棄せざるを得ないような魚を、適正な価格で積極的に買い取り、独自の商品開発を行っています。

自社の加工技術を活かしてすり身にしてコロッケやハンバーガーのパティの材料にしたり、特製のタレで美味しく味付けをし、期間限定の珍しいお寿司として提供したりと工夫を凝らしているのが特徴です。

美味しく調理して消費者に提供することで貴重な海の資源を守り、同時に不安定になりがちな漁師さんの収入支援にも繋がるという、社会課題の解決を目指した素晴らしいフードロス削減の取り組みを行っています。

環境に配慮した素材の導入とプラスチック削減

お寿司などの食品廃棄物の削減に向けた取り組みだけでなく、店舗で使用する使い捨てアイテムの環境配慮にも非常に力を入れています。

例えば、お客様がお持ち帰り用のお寿司を入れるレジ袋には、植物由来の素材であるバイオマスプラスチックを一定割合で配合した環境配慮型の素材を業界でもいち早く導入。
枯渇が懸念される化石資源の使用量削減に大きく貢献しています。

また、店内での飲食時にドリンク用に使用されるプラスチック製ストローは原則として廃止し、代わりにストローを使わず蓋から直接飲める「ストローレスカップ」を導入するという対応を全国の店舗で実施。

さらに、一部の郊外型店舗の広い屋根スペースに太陽光パネルを設置して、そこで発電したクリーンな再生可能エネルギーを店舗の照明や運営設備に利用するなど、企業全体で地球環境の保全に向けた多角的なアプローチを継続して行っています。

美味しい食事を提供する裏側で、このような徹底したエコ活動が日々行われているのです。