企業の取り組み無印良品

無駄のないリサイクルを提案

日本国内だけでなく、世界各国にも様々なジャンルの雑貨や衣類を開発して販売しているのが無印良品です。
あまり飾り気がなく、シンプルな製品を手がけているのが特徴で、安くて品質の良い商品を提供している特徴があります。
徹底的に無駄を省き、本当に良いものだけを消費者の元にお手頃な価格で提供することをモットーにしています。

無印良品では様々な商品開発を手がけていますが、その中でもリサイクルできる製品は積極的にリサイクルするようにしています。
購入された製品を無理や無駄をすることなく再利用しているのが特徴です。

参考:環境・社会への取り組み

繊維のリサイクル

無印良品の各店舗に行くと、FUKU-FUKU(ふくふく)プロジェクトが開催されている時があります。
この企画は一年のうち4回実施されており、無印良品の衣料品やタオルなどをはじめとした繊維製品をリサイクルする取り組みです。
「服を福に変える」という趣旨で、資源を無駄にすることなく再利用する取り組みです。
対象商品になるのは洗濯の仕方を表示しているタグに「株式会社良品企画」と記載されている製品が対象になります。

各店舗で回収された繊維製品は、それぞれの材料に応じたリサイクル業者に送られます。
綿製品は様々な工程を経て燃料として生まれ変わり、ナイロンやポリエステル製製品は最終的に工業用原料として使われています。
本来であればゴミとして捨てるものだった繊維製品が、無駄にならずに済むという取り組みです。
なお、リサイクルするための製品を各店舗に持ち込んでいただいた方には粗品が進呈されますので、とても気軽に参加できます。

スケジュールノートカバーのリサイクル

無印良品のスケジュールノートにはカバーを取り外しできるタイプが用意されています。
一年間活躍して役目を終えたスケジュールノートの処分をどうしたら良いものかと困っている方も多いですが、特に処分に困るのが塩ビ製のカバーです。
塩ビ製品はかつて当たり前のように使用されていた時期もありましたが、環境問題が社会問題として深刻化した際に環境を破壊する物質として敬遠され、違う原料を使用する流れになった経緯があります。
無印良品でも塩化ビニル樹脂をできるだけ使用しないという方向で商品開発をしていますが、耐久性の良さは抜群に塩ビ製が良いとのことで使用している製品もいくつかあります。

もう使わない塩ビ製カバーは、それぞれの店舗で回収されてフロアシートへと生まれ変わる仕組みが整っています。
ゴミとして捨ててしまえば環境を破壊する可能性が高い存在ですが、きちんとリサイクルすることで有効な資源として役立ちます。

この他にも、使用済みのペットボトルから生まれ変わったポリエステル繊維を使用した繊維製品も取り扱っています。
スケジュールノートにもエコペットを使用したカバーが採用されていますが、こちらも各店舗でリサイクルを受け付けています。