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  3. 大日本印刷

大日本印刷の環境方針

大日本印刷というと印刷事業はもちろんのこと、情報コミュニケーション、飲料事業など幅広く活躍している企業です。
企業名が「大日本印刷」であるだけに想像がつきにくいかもしれませんが、実は事業活動と地球環境との共生を常に考えています。

大日本印刷の環境方針は、環境法規の遵守はもちろんのこと、事業活動において環境との関わりを認識する、とあります。
さらに環境への負荷を低減、生物多様性への取り組みを推進することを制定しました。
この環境方針も定期的に見直しがおこなわれています。
具体的な内容については以下のとおりです。

建物の建築及び設備開発時は環境保全に適正な配慮をする
再生可能エネルギーの積極的な利用
製品の原材料の調達の時点から、製品の廃棄に至るまでの全ての工程で環境に配慮する
備品等の購入時はリサイクルしやすいものを選ぶ
事業の中で排出される廃棄物は分別し、可能な限りリサイクルする

GHG排出量削減へ向けて

温室効果ガス(GHG)に関しては多くの企業が排出量削減を求められています。
大日本印刷では、製品のライフサイクル全体でのGHG排出量削減が重要と考えているのです。
そこで製品等の製造段階だけでなく、間接的に排出されている分に関しても削減を目指します。

その中でも大日本印刷においてGHG排出量が増えるのは、原材料調達段階です。
よって主要サプライヤーに対し、2025年までのSBT(Science Based Targets)取得を促しています。
配慮すべき範囲がとても広く大変なことに感じますが、宣言されているところを見ると、大日本印刷の環境にかける本気度がよくわかるのではないでしょうか。

生物多様性への取り組み

大日本印刷は事業活動が生物多様性に影響することを認識後、生物多様性に対する責任を果たし持続可能な社会実現を目指しています。
そこで2010年3月に定められたのが「DNPグループ生物多様性宣言」です。
重点テーマとしては「原材料の調達」と「事業所内の緑地づくり」であり、取り組みを強化しています。

大日本印刷の事業において欠かせない原材料といえば紙です。
紙の調達において独自のガイドラインを設け、間伐材の利用や森林認証紙の使用などをおこなっています。
また製紙メーカーや販売会社などとの連携の強化、トレーサビリティの確保を推進しているのです。

生物多様性においては緑地も必要になります。
そこで事務所内の緑地づくりという周辺の生き物がつながるような活動があるのです。
さらに地域生態系の保全活動もあります。

リスクを特定すること

環境問題に取り組むためには、環境へのリスクを特定することが必要不可欠です。
大日本印刷ではそのリスクを広範囲にわたって抽出しています。
その中から重量性を分析し、活動の優先順位付けと目標設定をおこなうのです。

もうすでに的確なリスク特定、優先順位付け、目標設定が完了しており、取り組みも進んでいます。
やるべきことが膨大ではありますが、長期的なビジョンとして捉えているので、大日本印刷はこれからも順調に環境対策を進めていくことでしょう。