積極的に環境問題に取り組む企業
世界規模で環境問題が叫ばれている中、一人ひとりが努力することはもちろんですが、企業が積極的に取り組むことが非常に重要です。
例えば、かつては日本でも大きな工場から排出される廃棄物が原因になって深刻な公害として地域の人々を苦しめてきた大きな問題がありました。
当初は加害者となった企業側がなかなか非を認めなかったため裁判にも発展して法廷の場で裁かれる事態にも発展しましたが、最終的には企業側が非を認めたという経緯がありました。
現在では企業から排出される廃棄物については厳密に規制されているため、大きな問題に発展する事は少なくなっています。
しかし、世界に目を向けてみるとまだまだ企業の姿勢が原因と見られる環境汚染が多発しています。
積極的に企業が環境問題に配慮しなければ、いつまで経っても良い環境を取り戻せるとは思えません。
今後は日本の企業が積極的に環境問題に対して動くことで、世界中にも同じような動きが広まっていくことを期待しています。
日本の企業
ここでは、日本の企業がどのような環境問題に取り組んでいるのかをご紹介します。
それぞれの企業によって事業内容が異なるため、独自の取り組みを実施しています。
ローソン
大手コンビニエンスストアをチェーン展開しているローソンでは、毎日のように排出される食品廃棄物を積極的に減らす努力を重ねています。
できるだけ食品廃棄物が出ないように無駄な発注を控える努力や、廃油を肥料や燃料などにリサイクルしています。
CANON
世界各国に向けて製品開発をしているCANONでは、既に使用された製品を回収して使える部品などリサイクルする取り組みを実施しています。
例えば、プリンタに使用されるインクカートリッジなどを積極的に回収するために家電量販店などの店頭にリサイクルボックスを設置して回収するようにしています。
回収されたカートリッジは、リサイクルカートリッジとして再利用されます。
ユニクロ
世界的に有名な企業になったユニクロでは、積極的に自社の服を回収する取り組みを行っています。
世界各国には着る服を用意できないほど辛い生活を強いられている人が大勢存在しているため、店頭などで回収されたユニクロの服を現地に送るようにしています。
NTT DoCoMo
携帯電話には様々な部品が使用されていますが、資源が限られている貴重な部品も使われています。
特に端末には金や銀などの貴重な金属が使用されているため、積極的に回収する取り組みを行っています。
無印良品
自社の衣料製品やスケジュールノートカバーなどリサイクルできる製品を店頭で回収しています。
リサイクルに協力していただいた方には粗品が進呈されます。
ショーワ
自社の手袋は全てリサイクル可能なので、積極的に回収して新たな製品に作り変えています。
サントリー
回収したペットボトルを更にペットボトルにリサイクルする技術を自社で開発しました。
他にも色々な取り組みを行っています。