積極的にリサイクルを推進
日本国内だけでなく、世界的にも有名なプリンタやスキャナを製造販売しているメーカーとして有名なのがcanonです。
高品質な製品を手がける企業として消費者から認識されていますが、積極的に環境に対する取り組みを実施していることでも知られています。
インバース・マニュファクチュアリング=IM活動を推進しており、資源を有効活用しながら環境保護に貢献している代表的な企業のひとつです。
IM活動とは
canonが環境への取り組みとして行っているIM活動は、ただ製品を開発して消費者に販売するだけでなく、販売した製品がリサイクルされることを前提として開発することを言います。
基本的な考え方として、3Rと呼ばれるリデュースとリユース、リサイクルを実践しています。
リデュース=Reduceとは、減らすという意味があります。
生産する段階からできるだけ廃棄されてゴミとなることが内容に考えて生産することを言います。
リユース=Reuseとは、再利用という意味です。
一度使ったものであっても、捨ててしまうのではなく使えるものは再利用することです。
リサイクル=Recycleとは、再資源化とか再生利用という意味があります。
再生資源として有効活用することをさします。
この3つの「R」を意識することは、商品を製造販売しているメーカーにとって最も基本とするべき考え方です。
canonは世界に販路を広げている大きな企業だからこそ、いち早く積極的に環境問題に取り組み、大きな成果を得ています。
canonの取り組みについて
積極的にcanonが実施しているのは製品や消耗品のリサイクルです。
コピー機やプリンタなどに使用していたプラスチック製の部品を再生利用する取り組みを行っています。
本来ならリユースするのが難しいとされる部品であっても、製品開発の段階で再資源化することを視野に入れて技術開発を行っているため、強度があり適切にリサイクルできるように工夫されています。
消耗品はトナーやインクカートリッジを回収し、新しい製品へと作り変えるようにしています。
使用済みの消耗品は回収を行っている自治体や郵便局、家電量販店などに持ち込むか、ある程度まとまって使用済みの消耗品がある場合はまとめてcanonに発送することができます。
会社や自宅まで担当者がやって来て回収する訪問回収サービスを実施している地域もあります。
学校で使用済みの消耗品を集めてcanonに送ると、ベルマークの点数として交換してもらうことができます。
ベルマークの回収活動を行っている学校の場合はかなり役立つ取り組みになります。
どなたでも気軽にリサイクル活動に参加して環境問題に取り組むことができるとして、多くの方が実践しています。