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  3. 循環型社会が重要!

動く雲

これまでの環境問題の原因

環境に関する問題が取りざたされることが多くなっている昨今において、十分考えて置かなければならないポイントの1つに、そもそも何故環境問題が発生してしまっているのか、ということが挙げられます。
ここで大きなポイントとなっているのが、「これまでの社会」における「物質社会」の進行が非常に強いものであった、という点があげられるでしょう。
特に高度経済成長期以降、日本のみならず世界において、数多くのものが作られ、数多くのものが消費されてゴミになるという、大量生産大量消費社会が形成されてきました。

これによって社会が便利なものとなっていたことは間違いのない事実です。
実際、現在においてもこの社会としての傾向は残っており、これがあるからこそ私達が便利な生活を維持できているという側面があることは疑いようもない事実だといえるでしょう。
しかし、このような生活において「環境問題」という大きな問題が発生することになりました。

特に大量生産大量消費社会の大きな問題であるとして取り沙汰されることが多いのが、「ゴミの焼却」によって発生する温室効果ガスによる温暖化による影響です。
温暖化についてはまだまだ研究が行われている分野ではありますが、地表面や海水面の温度が上昇することによって、様々な弊害が起こっていることはよく言われることです。

この問題を解決することを目的として、「京都議定書」というものが採択され、国ごとに二酸化炭素排出量を減らす枠組みが行なわれるようになりました。
……最も多くの二酸化炭素を排出しているアメリカが不参加であるため、効果には疑問が残るものではありましたが。

循環型社会を目指して

それでは、上記のような問題を解決するためには、どのような取り組みを行っていくことが重要になるのでしょうか。
ポイントとなるのは、「大量生産大量消費社会」を、できる範囲で「循環型社会」へと作り変えていくということです。
循環型社会というのは、資源やエネルギーの再利用を進めることによって、それらを循環させる構造をもった社会のことを意味しています。

循環型社会を目指す取り組みとして、やはりよく知られているのはリサイクルに関する取り組みでしょう。
本来であればゴミになってしまうしか無かった資源を再利用することによって、もう一度利用できるようにし、極力無駄になってしまうものを少なくする、という取り組みです。
これが十分に行われるようになっていることが、循環型社会の前提条件であるといえるでしょう。

循環型社会を目指す上で重要なのは、一人ひとりが心がけて行うということです。
もちろん社会の枠組み自体も重要なことですが、一人ひとりの努力がなければ成り立つことがありません。